シェアする

大相撲の行司はどんな仕事をするの?階級や資格等のついて解説

シェアする

大相撲の行司さんは、一見派手な様に見えますが、
実際には大変な仕事をこなさなければ成らないのです。
では、どんな仕事をしているのかやその他に行っている仕事等を
詳しく紹介します。

「行司」とは

日本の国技である大相撲の世界で、大相撲の取組を
スムーズに進行させることは一番大切な仕事ですが
実際には単に大相撲の取組の勝敗を決めるだけではなく
その他に多岐に亘った仕事も消化しなくてはならないのです。

行司の仕事内容

土俵上で、仕切りが制限時間いっぱいになれば「時間です」!と声をかけ
(制限時間とは両力士が土俵に上がった時に一定の時間が定められています)

土俵上で力士が組み合った両力士の動きが止まった時には「発気よい」
声で両力士の戦意を盛り立て

力士が技をかけても勝負がついていない時には
未だ勝負が進行中の場合には、「残った」などの声をかけ、
両力士の勝敗の進行役としての役目を果たすのです。

勝負が決まった時には、勝った力士に軍配を挙げるのですが、

行司はあくまでも、進行役なので勝敗を決める
最終権限はありません。

しかしながら、完璧に勝負が決まった際には、
勝敗を決定できるのですが

勝負の行方が微妙な時等は、「物言い」と言って
土俵の脇にいる審判員から勝敗についての
意見が出されるのです。

その場合には審判員が土俵上で協議し、
判定が下される場合があります。

その場合には勝負の結果が行司の判断した
勝敗が覆る場合が有るのです。

もし、行司の勝敗の結果が覆った場合には、
行司の汚点として記録されるのです。

行司になるには

行司になる条件について説明します。

行司になるには、一口で言うと大変なハードルを
超えなくては成りません。

大相撲とは、日本の伝統を維持しなければ成らないので
厳しいハードルを越えなくてはならないのが現状です。

行司になる資格としては、

義務教育修了した19歳までの男に限られています。

残念ながら伝統的に行司は、女性はなれないのです。

行司になるには、特別な入門試験や資格試験はありませんが、
まず、大相撲の内容を理解するために、
どこかの相撲部屋から推薦していもらって、
日本相撲協会の審査を経る必要があるのです。

そのため、行司になりたい人が最初にすることは、
どこかの相撲部屋に入ることが必要になってきます。

実際どこかの部屋に入門するには、部屋のお知り合いの方に
相談する事から始めなければなりません。

どうしても部屋に紹介貰えなければならないのですが
直接部屋に相談しても、簡単には受け入れられないのが現状の様です。

しかしながら、ファンの方々などに相談するのも一つの方法です。

なぜ、このような方法をとっているかについてお話します。

その理由は
相撲部屋に入ると3年間は養成期間になります。
相撲部屋の若い力士たちと雑用をこなしながら、
相撲の歴史や勝敗の見極め方、発声の仕方、相撲字の筆遣いなどを
勉強しなければなりません。

その他にも、相撲の伝統を守るための基礎知識も学ばなければ
成りません。
この様な難関を超える生き甲斐がなければならないのです。

この様なき厳しい難関を突破しなければなりません。

行司に向いている人・適性について

行司に向いているのは、大相撲が大好きであり、
相撲の伝統を理解して、受け継ぎたいという気持ちの強い人でなければなりません

相撲部屋とは大家族のような雰囲気の中で、
行司も幕下格になるまでは若い力士たちとも大部屋で
一緒に生活しますので、その中に順応できなければなりません。

部屋の雑用をこなしながら相撲の基礎から歴史などの勉強を
しなければ成らないのです。

その様な訳で、自由な時間がほとんど確保できません。
本当に厳しいのですが、これから一生行司の仕事を続けるには
我慢しなければならないのです。

その他にも、階級差が厳しくて、階級の差に厳しく、自分より年齢が
低くても階級が上の行司や力士には従うことが求められます。

こうした大相撲の伝統を担っていくには、
大相撲の世界そのものが好きでなければ長続きしません。

この様な苦労をしても、熱心な相撲ファンから所作や態度に
厳しい批判が求められます。

行司は、あくまでも裏方としての仕事を熟さなくてはいけないので

行司の仕事を続けるには、本当に相撲を愛して、仕事の在り方を

研究していける人が向いているのです。

行司の給料・年収について

行司の給料は、月給制になっていますが、
この月給は日本相撲協会より支給されるのです。

給料は「本俸」と「衣装代」及び「手当」が合算して支給されます。

まず、本俸の基準額は以下の通りで、
詳細は、各人の能力・成績・勤務状況に応じて、
日本相撲協会の理事長が決定するのだそうです。

それぞれの行司格の基準額は以下のようになっています。

★序ノ口格行司(14,000~20,000円未満)
★序二段格行司(20,000~29,000円未満)
★三段目格行司(29,000~42,000円未満)
★幕下格行司 (42,000~100,000円未満)
★十枚目格行司(100,000~200,000円未満)
★幕内格行司 (200,000~360,000円未満)
★三役格行司 (360,000~400,000円未満)
★立行司   (400,000~500,000円未満)

※序ノ口格行司の本俸の金額は(14,000~20,000円未満)となっていますが
序ノ口格行司は相撲部屋に所属しているので、
衣食住に関しては皆と一緒に食べたりするので必要が有りませんが
プライベートで使える金額はほぼ必要ないのです。

衣装代
行司格に応じて衣装代も支給されます。

★幕下以下行司(20,000)
★十枚目格行司(25,000)
★幕内格行司(30,000)
★三役格行司(40,000)
・★立行司(50,000)

この他に手当が支給されるのですが、
こちらは「相撲協会の理事長」の判断によるので、
金額ははっきり決まっていないようです。

行司の装備品


★軍配は大相撲の行司が必ず手にもっています。

では、軍配はどんな役目を持っているのかを説明します。

力士の取り組みの勝敗を軍配で判断します。

行司はしっかりと取り組みを見定めて、
勝った力士を軍配にて示します。

時折、行司が勝利力士を軍配で示した後に、
土俵際のきわどい勝負の時には、土俵際で間近で取り組みを
審判していた勝負審判が、「行司軍配が違うのではないか」と
確認や決定をするために、確認や決定をするために審判4人が
集まり話し合うのです。
この様な行為を「物言い」とよんでいます。

勝負審判が話し合いが終わるとそれぞれ審判の席にもどり、
審判長がマイクを持ち「ただいまの取り組みについて説明をします。
行司軍配は○○にあがりましたが、・・・」と話し合った内容を伝え、
勝負結果をあらためて報告して勝負が確定します。

行司が示した軍配と審判が下した結果が違った場合を
「軍配差し違え」と言います。

ここで分かる事は、最終的な勝敗の結果の決定権は
行司ではなく審判にあるという事です。

その他に、軍配には取り組み前に力士が行う
「しきり」といわれる所作を行っている際に
「制限時間がいっぱいになった」ことを知らせる役目があります。

行司は相撲時間を正しく守るための進行を助ける仕事を行うのです。

軍配はこの様な仕事を進行させるのに必要な道具なのです。

脇差

脇差は行事が勝敗の判断を誤った場合には、
切腹して責任をとりますという覚悟を意味しているのです。

立行司は行司の最高位である以上、
ほとんどが横綱や大関の勝負を判断することになるので、
その勝敗の判断は命がけで判断しなければいけないのです。

それほど重要な役目をもっていますので責任は非常に重大です。
その時には、切腹して責任を取る覚悟で土俵に上がっています。

あきらかな差し違えをした場合には
「進退」つまり退職届を相撲協会の理事長に提出するのが
暗黙の了解になっています。

行司がかぶっているいる帽子について。

行司がかぶっている帽子について解説します。

行司がかぶっている黒い帽子は「鳥帽子(えぼし)」と言います。

大相撲での行司が身に付ける烏帽子は、
階級に関係なく全ての行司が身に付けると決められているのですが、
実はあご紐の色は階級によって違うのです。

階級の高い順で紹介しますと、
立行司は紫色、
三役行司は朱色、
幕内行司は赤色、
十両格行司は青色、
幕下格以下はすべて黒もしくは青色と定められています。

そして、かぶる事になる烏帽子のあご紐と、
以下で解説する軍配にぶら下げる房の紐の色

同じである決まりがあります。

行司の服装について

行司装束の画像

行司の服装は「行司装束」です。
白足袋がはけるの行司は「十両格行司」という階級からつけられます。

この次の幕内格行司というランクでも、
途中までの行司は白足袋だけです。
草履を履いても良いのは「横綱土俵入り」を
務める立行司と三役格行司という上位のランクの行司だけです。

また、この行司衣装の階級には、
「生地」まで異なります。

十両格以上の行司は、夏は涼しい「麻」の生地、
冬は厚地の「絹」なのですが、

幕下格以下の行司は年中「木綿」です。

この様に大相撲の世界では、あくまでも階級制を
重んじて、各種の装束が決められたいます。

大相撲の行司はどんな仕事をするの?階級や資格等のついて解説のまとめ

今回は、大相撲の行司はどんな仕事をするのか
行司の仕事の重要性について解説しました。
行司は勝敗を決めるのに、大変な責任があることを
解説しました。
また、行司の階級や資格及び報酬についても解説致しました。
その他、行司の装束などについても解説致しました。
如何でしたでしょうか
これからも大相撲に興味をもって頂き大いに大相撲を
楽しんで頂ければ幸甚です。

スポンサーリンク